「熊梅」で働く皆川英幸さん(左)は「築地フリースタイル」のハッシュタグで、インスタグラムに築地の魅力を発信している(写真:沼田学)
「熊梅」で働く皆川英幸さん(左)は「築地フリースタイル」のハッシュタグで、インスタグラムに築地の魅力を発信している(写真:沼田学)
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 築地市場の周辺を走り回る小さな黄色い乗り物。あれは何?と思っている人は少なくないに違いない。という思い込みで、調べました。乗ってみました。

【フォトギャラリー】築地を走り回る小さな乗り物 築地市場とターレー

 実際の乗車定員は1人。たいていは男性が立ったまま運転していて、車体は濃いめの黄色だ。屋根はなく、後ろには荷台が付いている。大勢が乗ったこの写真は、あくまでも撮影用だ。

 午前中に東京都中央区の築地市場付近を歩いていると見かけるこの乗り物は、通称「ターレー」。正式名称を「ターレット式構内運搬自動車」といい、フォークリフトの一種だ。実際は、黄色ばかりではなく、赤や青などもあるらしい。

 2017年9月、築地市場を扱っているのに魚が写っていないと話題になった、カメラマンの沼田学さんの写真集『築地魚河岸ブルース』。この写真集で主な被写体となったのが、ターレーとこれに乗る築地の男たちだった。

 写真集にも登場する皆川英幸さん(37)は、築地市場の仲卸「梅」で働く。最大1トンの荷物を積むことができるこのターレーを、主に場内の移動と商品の運搬のために利用しているという。

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