
AI技術の進展で、死によって「心」が失われることへの不安も克服されるようになるかもしれない。人の「心」をつくる脳の働きが、AIで再現できるというのだ。
ドワンゴ人工知能研究所では、そんな「汎用人工知能」の開発を進めている。
「今のAIは、囲碁は強いがほかのことはできない、といった特定のことしかできませんが、私たちは、人と同じようにいろんなことができるAIをつくろうとしています。人の脳には、五感の認知や運動、意思決定といったさまざまな機能があります。これらの働きをそれぞれ別個のAIでつくるめどはある程度ついています。私たちの目標は2030年までに、これらを組み合わせた汎用人工知能をつくることです」