1.アドバンテスト(16.6%)


2.ファーストリテイリング(15%)
3.太陽誘電(14.1%)
4.TDK(13.5%)
5.ユニー・ファミリーマートHD(13.4%)
6.東邦亜鉛(12.9%)
7.トレンドマイクロ(12.4%)
8.コムシスHD(12.1%)
9.コナミHD(11.8%)
10.日産化学工業(11.5%)

 ごくごく普通のポートフォリオ理論からいえば、これはひどい保有状況。投資ストラテジーも意味不明で、銘柄分散もくそもない。どういう戦略でこれまでやってきたのか、一度ちゃんと国会で取り上げたほうがいいように思われます。これを見て、「ユニクロ、潰れたらどーするんだよ」と思うのは普通だと思います。ユニクロがいい悪いではなく、ここに至るまでいかなるプロセスで投資を決定したのか? 民間企業では当たり前に問われることが、中央銀行においてブラックボックスのままで実行されてきたのは極めて重大な問題と言っていいでしょう。最終的に一体誰が責任をとるつもりなんでしょうか。無視できない問題です。

AERA 2017年7月10日号

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ぐっちー

ぐっちー

ぐっちーさん/1960年東京生まれ。モルガン・スタンレーなどを経て、投資会社でM&Aなどを手がける。本連載を加筆・再構成した『ぐっちーさんの政府も日銀も知らない経済復活の条件』が発売中

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