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 大学医学部に女子学生が増えている。厚生労働省と文部科学省の調査によると、1980年には15%足らずだった女子は、95年には30%を超え、近年は33%前後で推移している。そして、最近は同じ医学部内で将来の伴侶を探そうとする“婚活女子”も増えているのだという。

 大きな声では言えませんが、と話すのは、ある私大医学部関係者。

「うちは学費が高いので、学生に病院関係者の子弟が多いんです。大学入学と同時に、一部女子の間では、あの手この手を使って男子の争奪戦が始まります。裕福な開業医の息子をつかまえたら、院長夫人になれますから。逆に、大病院の令嬢が入り婿を探して大学に来ている、というケースも珍しくありません」

 極端な場合、こんなケースも。ある女子医学部生は5年生の時、交際していた医学部の男子生徒との結婚が決まった。すると、直後になんと、彼女は医学部を中退してしまったのだ。現在は医師の妻にちゃっかり納まっている。この「寿退学」伝説は学内外を駆け巡り、周囲を震撼させた。彼女の先輩女医は嘆く。

「意味不明の一言ですよね。4千万近いそれまでの学費をドブに捨てるのかって話ですよ」

AERA 2014年8月18日号より抜粋