シンガーソングライターの槇原敬之容疑者(50)が2月13日、覚せいを所持していた覚せい剤取締法違反、医薬品医療機器法違法の疑いで警視庁に逮捕された。
逮捕の容疑は2018年3月30日、当時の住居だった港区海岸のマンションから、指定薬物、通称RUSHを64.2ミリリットル所持。その後、同年4月11日には覚せい剤0.083グラムを所持していたというもの。
約2年前に捜査された覚せい剤や違法薬物事件がなぜ、このタイミングで逮捕となったのか。それを解くカギは20年前にさかのぼる。
槇原容疑者は1999年8月にも覚せい剤取締法違反で逮捕、有罪判決を受けた。その際、一緒に逮捕されたのが、芸能事務所を経営する奥村秀一元社長。2年前まで槇原容疑者が所属する芸能事務所の社長で親密な関係だった。
実は奥村元社長は18年3月に覚せい剤取締法違反(所持と使用)で逮捕され、有罪判決を受けている。
「2018年奥村元社長の事件のときに、関係先として槇原容疑者の自宅が浮上。警視庁に捜索されている。その時に覚せい剤やラッシュが発見された。だが、槇原容疑者は、自身のものではないと否定。その後、槇原容疑者はガサを受けたため、自宅を引っ越した。だが、捜査は継続。覚せい剤とラッシュが槇原容疑者本人のものとわかり、引っ越し先の渋谷区の自宅で逮捕となった」(捜査関係者)
数々のヒット曲を送り出してきた槇原容疑者。とりわけ大慌てなのは、関西テレビだ。 社歌『超えろ。』は槇原容疑者の作詞作曲だ。夕方のニュース番組のテーマ曲としても流れている。
槇原容疑者は2015年に発表された時は「社歌を作ったのは初めて、嬉しい」などと語っていた。
「槇原容疑者が覚せい剤で逮捕と一報が入って大騒ぎです。急遽、社歌についてのホームページのアクセスを止めたり、情報収集にてんやわんや。去年は役員の息子が、大阪府警の警官を刺して重傷を負わせる事件があったばかりなのに。『うちの会社は呪われてるんか?』と上司は嘆いてました」(関西テレビ社員)
関西テレビは槇原容疑者逮捕を受け、社歌『超えろ。』の使用を取りやめると発表した。
(本誌取材班)
※週刊朝日オンライン限定記事