新春の1月2日、ニッポン放送開局65周年記念番組「岸惠子 小林麻美 ボナネ・ジャポン」(午後1:00~)で岸惠子さんと小林麻美さんの対談が実現した。小林さんにとって岸さんは、40年以上憧れ続けている存在。対談の前日は緊張とお会いできる喜びで、眠れなかったとも。その対談を再録する。
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小林「岸さんにお目にかかれるなんて、新年のお年玉です」
岸「そうですか、ありがとうございます。実は私、フランスが長かったので、あなたが活躍していらした時代をよく存じ上げていないのです」
小林「30年も前の話で、結婚・出産で仕事をやめていました。この間、25年くらいは全く仕事をしていませんでしたから」
岸「雑誌に連載している『伝説のおしゃれミューズ』を読みましたよ」
小林「いやー、どうしよう。うれしいです。今日はよろしくお願いします」
岸「何でも聞いてください」
小林さんの緊張もほぐれ和やかに対談は始まった。小林さんの岸さんは朝起きて何をするのかと素朴な疑問から。
岸「昔は起きてすぐコーヒーを飲んでいたのです。でも今は、飲むヨーグルトにきな粉、黒ごまを入れて、バナナとトマト1個の朝食を採るんです」
小林さんが岸惠子という人から衝撃を受けたのが「PENTHOUSE(ペントハウス)」日本版創刊号である。以来、岸惠子さんは憧れの人になった。
岸「あれがきっかけで憧れてくださったのなら、救われます。実はあれは本当に嫌だったのですから」
岸さんによるとそもそも、取材の内容は全く別のものだったようだ。
岸「あれは岸惠子の男性観と人生観を長く聞きたいということで、お受けしたのです。そうしたら、稲越功一さんというカメラマンがお一人でフランスの私の家にいらしたのです。インタビュアーの方がいらっしゃらないので不思議に思いました」
2人のお話は、岸さんがお話したかったというお孫さんの教育のお話に。
岸「日本や韓国は大学に入るのに、勉強も大変だけど、お金も大変ですよね」
小林「大変ですね。うちの息子もそうでした」