ゴムの抵抗力を利用したエクササイズツール。筋力トレーニングや医療現場でのリハビリなどに使われるものだ。
輸入販売元である「サンクト・ジャパン」の代表取締役・秋田豊さんは、サッカーの元日本代表。東京都内のオフィスで、実際に「レジスティブエクササイズバンド」を使ったストレッチ法を聞いた。
まず足を肩幅に開いて軽くひざを曲げて立ち、バンドを持つ。腕を頭の上に上げて肩幅の2倍に開き、腕を前より後方に動かして5秒間キープ。これで、胸の硬さを改善できるという。
また、バンドを両手で持ち、頭上からひじを曲げてまっすぐに下ろすだけでも肩がほぐれる。
「肩甲骨周りが柔らかくなると姿勢もよくなります。肩こり解消、姿勢改善メニューがこのバンドを使えばたくさんあるのです」
バンドには粘弾性があるので、タオルでやるのとは違った気持ちよさがある。
「ストレッチだけでなく運動もそうですが、やり続ければ血行促進になり、病気にもなりにくい体になります。ちょっとしたことだけでもやり続けることで人生は楽しくなります」
「おとこっぷり商店」の店内に戻ろう。
西さんお薦めの三つ目のグッズは、筋膜リリース用「トリガーポイントグリッドフォームローラー」だ。ストレッチグッズではないが、正しく使えば、有効なセルフマッサージができるという。
「ローラーの表面部分の突起が肌の表面にあたることで、筋膜をリリースし、筋肉をほぐします」
足裏やふくらはぎ、すね、太もも、お尻、胸などにあてて、コロコロするだけだ。
西さんによれば、テニスの大坂なおみ選手も愛用。コートに入るときにはテニスラケットとこのローラーを持参しているそうだ。
「同様にセルフマッサージ商品ですが、『3Dコンディショニングボール』も人気の商品です。振動エクササイズでお値段(1万2963円+税)は張りますが、こうやって鎖骨にあてます」
これまでのグッズは、ストレッチに使えるものもあるが、基本はエクササイズやマッサージ目的のもの。ストレッチ専用のものはないものだろうか。