吉本興業は6月24日、同社に所属する雨上がり決死隊の宮迫博之(49)、ロンドンブーツ1号2号の田村亮(47)ら計11人を当面の間、活動停止の謹慎処分にすると発表した。5年ほど前、特殊詐欺グループとされる反社会的勢力主催の会合に参加し、一定の金額を受け取っていたためだという。同社はこう経過を説明している。
「弊社は、日頃より所属芸人・タレント、及び、社員に向けたコンプライアンス研修を通じ、コンプライアンス遵守(じゅんしゅ)や意識の向上を徹底してまいりました。弊社にとって、今回の事実確認結果は、重大な問題であると考え、今回の処分に至り、弊社としてもその責任を痛感するものであります」
さらにこう謝罪した。
「関係各位、ファンのみなさまには多大なるご迷惑をおかけしておりますことを、深くお詫(わ)び致しますと共に、今後、所属タレントへのコンプライアンス研修の一層の強化を図り、二度とこのような事態が起こらないよう、全社一丸となって、社内意識の徹底を行ってまいります」
謹慎処分を受けた関係者のコメントは次の通り。
■雨上がり決死隊 宮迫博之
「この度は世間の皆様、関係者の皆様、並びに番組・スポンサーの皆様に大変なご迷惑をおかけし申し訳ございません。そういった場所へ足を運んでしまい、間接的ではありますが、金銭を受領していたことを深く反省しております。相手が反社会勢力だったということは、今回の報道で初めて知ったことであり、断じてつながっていたという事実はないことはご理解いただきたいです。詐欺集団、そのパーティーに出演し盛り上げている自身の動画を目の当たりにして、情けなく、気づけなかった自身の認識の甘さに反省しかございません。どれぐらいの期間になるか分かりませんが、謹慎という期間を無駄にせず、皆さんのお役に立てる人間になれるよう精進したいと思います。改めて誠に申し訳ございませんでした」