ただし、平野選手が挑戦する、壁から飛び上がってトリックを決める点がスノーボードと共通する「パーク」はスケートボードの種目のなかでも、街中の階段や縁石などを模したコースを使う「ストリート」に比べて比較的新しい種目。これから本格的に群雄割拠が始まるそうだ。今大会で1位だった笹岡建介選手をはじめ、アジアでは確固たる地位を占めている日本のスケートボード。

 平野選手には、まずは、日本人3位以内となって、日本人5人目となる夏冬出場の選手になり、やはりスケートボードでの東京五輪挑戦がうわさされているスノーボードの金メダリスト、ショーン・ホワイト(米)との再戦を期待したい。(本誌・工藤早春)

週刊朝日  2019年4月5日号