菊地武顕
著名人がその人生において最も記憶に残る食を紹介する連載「人生の晩餐」。今回は気象予報士・森朗さん行きつけの「銀座天龍本店」の「焼きギョーザ」だ。
【巨大餃子がクセになる！「銀座天龍本店」の「焼きギョーザ」はこちら】
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東京に住んでいた幼稚園から小学校2年まで、祖父にあちこちのレストランに連れていってもらいました。人形町で寿司を、御徒町でヒレカツを食べるといった感じで。後になってわかったんですが、祖父はけっこうなグルメだったようです。行きつけの店はどこもおいしいと評判の名店だったんですから。
この「天龍」もその一軒。中華料理全般がおいしいなか、僕が夢中になったのは餃子。餡の中にはニンニクもニラも入っていません。かなり大きいんですが、あっさりしているからペロッと食べられるし、飽きない。
大学進学のため東京に戻ってからは、自分のお金で通うようになりました。中抜けの期間はありますが、50年以上前から食べ続けていることになります。
僕は小さい頃、「コックさんになりたい」という夢を持っていました。この年になって思いが蘇ったのか、最近はいろいろ料理しているんですよ。餃子はここの味をイメージしながら作っています。とはいってもプロには全然敵（かな）いませんけど（笑）。
（取材・文／菊地武顕［本誌］）
「銀座天龍本店」東京都中央区銀座2−5−19 PUZZLE GINZA4F／営業時間：11：00～21：00L.O.（土日祝は11：30～）／定休日：年始のみ
※週刊朝日 2019年3月22日号
小島よしお
しいたけ.
西崎彩智
