撮影/写真部・松永卓也、ヘア&メイク/中嶋竜司(HAPP’S)、スタイリング/野村昌司(STUTTGART)衣装協力/EZUMi/株式会社 Ri Design、Christian Louboutin/Christian Louboutin Japan、STUDIOUS×ELIN/STUDIOUS WOMENS新宿店
撮影/写真部・松永卓也、ヘア&メイク/中嶋竜司(HAPP’S)、スタイリング/野村昌司(STUTTGART)衣装協力/EZUMi/株式会社 Ri Design、Christian Louboutin/Christian Louboutin Japan、STUDIOUS×ELIN/STUDIOUS WOMENS新宿店
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“視聴率女王”と聞いてまっさきに思い浮かぶ存在。18年は「ドクターX~外科医・大門未知子~」の次に選んだ出演作として注目を集めた「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」がヒット。その人気と実力を改めて証明した。
「私にとっては、同枠で6年ぶりとなる新作連続ドラマ。『なぜ“ドクターX”ではないの?』と思う方もいるでしょうから、そういう意味での緊張感はありました。いい形で終えることができ、ほっとしています」
今年、女優生活20周年を迎え、代表作は数多い。なかでも「ドクターX」は、「公私ともに付き合い、支えてくださる方がいる大切な作品」と語ってくれた。
そして「もっとも大変だった作品」は、ミュージカル「CHICAGO」。08年に日本版でミュージカル初挑戦、12年にはブロードウェーで主演を果たした。
「最初はすべてが初心者で、歌・踊り・せりふ、それぞれ覚えても一緒にやるとゼロになってしまう。でも、『CHICAGO』という作品の大ファンだったので、挑戦することに迷いはなかった。『皆さんが不安なのはわかっていますけど私はやりたいです』と言いました。自分が大好きな作品を手掛けてきた演出家、振付家、音楽監督と一緒に仕事ができて、作品について深く知ることができた。まだまだという気持ちが強く、自信になったとは言えませんが、『やり遂げた』という感覚はあります」
新たな挑戦を続けることから、「努力家」「ストイック」とも言われる。
「休むのは大好きですよ(笑)。ただ、小さいときからクラシックバレエをやってきたので、『発表会やコンクールのために練習をする』という感覚は体に染みついています」
プライベートでもアクティブだ。最近ハマっているのはアルゼンチンタンゴ。
「体を動かしているときが一番楽しいし、音楽に合わせて踊るのが好きですね。うまくできないと『悔しい』とか思ってしまうんですけど(笑)。休みの日に一日家で寝てるなんて、よっぽど具合が悪いときぐらい。マッサージに行って寝ていることはありますが(笑)。落ち着きがないんです」
女優としての20年間の変化についてはこう語る。
「20年前は『倒れるまで働く』という感覚だったので、一つひとつのことをよくわかっていないときがあったんです。いまはやっと少し落ちついて、自分のペースで仕事ができるようになりました。年齢を重ねたものの、それ以外はそんなに変わっていないのかもしれません。たくさんのいい作品に出演させていただき、勉強しながら取り組んでくることができました。幸せなことだと思います」
もし20年前の米倉さんがいまの自分を見たら?
「きっと信じられないでしょうね。あのころ、まったく無名でしたし」
2019年の抱負として、色紙に書いた言葉は「万里一空」。空が一つしかないのと同じく、目標を見据え、一心に励み続ける様を指す。
「こういう取材では、ずっと『一期一会』と答えてきたんです。一つひとつの出会いを大事にしたいと思ってきたので。でも芸能生活だけで成人式を迎えられるようになり、再会する方も増えてきました。それで、自分の心が改まるこの言葉を選びました」
演技力のみならず、その生き方も支持されるトップ女優。19年は早くもドラマ「疑惑」の放送が決まっている。松本清張作品では「黒革の手帖」や「けものみち」など悪女も演じてきたが、今回は悪女を助ける弁護士役だ。また新たな顔を見せてくれるに違いない。
(本誌・野村美絵)
※週刊朝日 2019年1月18日号