長野県松本市の松本サリン事件の被害者、河野義行さんも一連のオウム真理教事件の解明が裁判では進まなかったことについて、「消化不良の思い」と述べていた。

 今後の焦点は麻原死刑囚の亡骸がどうなるかだという。

「オウム真理教の後継団体、アレフの動きがどうなるかだ。麻原死刑囚の亡骸の取り扱い、どこで埋葬されるか、そこが聖地になりかねない。事実、東京拘置所ではアレフの信者が麻原死刑囚のパワーを得ようと、周辺をぐるぐると歩き回っている姿が確認されている」(公安当局関係者)

 教祖の死刑後、信者たちはどうなるのか。(今西憲之)

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