「バイキング」(フジテレビ)が15日、急性覚せい剤中毒で怪死した「紀州のドン・ファン」こと野崎幸助氏(77)の55歳年下の妻に、テレビ初の独占インタビューをした。
インタビュアーはMCの坂上忍で昨日夜、妻に60分に渡り、話を聞いたという。
妻は野崎さんについて、「結構、変わった人で元々の気性が荒いというか。私は怒られたことはないんですけど、結構怒りやすい人だった」と振り返った。
坂上が妻に「覚せい剤を使って、訳の分からないことを言うとかなかったか」
と質問すると、こう答えた。
「ろれつが回らないとかそういうのはあったんですけど、それは年のせいだと思った。注射器もなかったし、社長がやっていたとは思えないなって」
家政婦が「覚せい剤が引き出しにあった」と証言したという報道については、妻は「なかったです」ときっぱり否定。
さらには「家政婦さんの記憶がグチャグチャで言ってしまったんだと思う。元々おしゃべり、饒舌な人なので、『言いたい』ってすごく言っていた。でも、今は情報を外に出さないほうがいいっていう話でお互い黙っていたんですけど、そういうことを言ってしまい、警察が否定したので、余計に疑われてしまった」と説明した。
野崎さんが経営する会社から2000本以上のビール瓶が警察に押収されたことを説明し、坂上が「野崎氏がどのタイミングで覚せい剤を摂取した可能性があるか」と問うと、妻はこう答えた。
「社長はご飯を食べる時、冷蔵庫からストックしているビールを自分でいつも取って、自分で栓を開けて飲むので、ビールに混入していたとは思えない」
そして自宅の冷蔵庫のビールは会社の従業員がいつも継ぎ足すなど、誰でも台所に自由に出入りしていたと打ち明けた。
「家はずっと開けっ放しで、出かけるときも開けっ放しが多かった。防犯カメラも全部が機能していたわけではなく、何年か前に強盗に入られた時にカメラに映っていなかったこともあった」(妻)