


昨年4月に現役を引退し、現在はプロフィギュアスケーターの浅田真央さん(27)。自らプロデュースするアイスショー「浅田真央サンクスツアー」をスタートするなど、1年間の充電期間を経て、新しい道を歩み出している。本誌の独占インタビューに応えてくれた。
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──今行きたいところは?
ハワイに行きたいです。韓国料理が好きなので韓国にも。食べることと、自然が好きなんです。国内では温泉巡りをしたいなぁ。この間は、奄美大島に行きました。新潟も良かったし、十勝(北海道)も阿蘇(熊本)も良かったなぁ。
──旅尽くしですね。
日本中を旅して、いろんな土地で地元の人たちと触れ合いたいし、自然が豊かなところでの暮らしにすごく憧れます。夢ですね。水にもこだわるので川のそばも魅力的です。将来は田舎の古民家で自給自足の暮らしをしたいんです。
──どんな場所で。
山梨とか長野とか。東京から車で1時間ぐらいで行けるところがいいですね。実家(名古屋)からだと、岐阜とか、三重とか。奈良とか滋賀もいい。あぁ、行きたいところがいっぱいですね(笑)。四国もいいかな。それまでに、いろんなところに行って、「あ、ここだな、将来は」というところを見つけたいですね。
──新潟米コシヒカリを使った真央さんプロデュースの「まおむすび」の期間限定販売も好評でした。いずれ米作りも、かしら?
米作り、いいですよね。米を作ったら、次は野菜とか、みそとか醤油が作りたくなるでしょうね(笑)。全部自分で手作りをして時間のある「ぜいたくな暮らし」をしたいんです。
──それが“ぜいたく”なんですね。
豪華なマンションとかじゃなくて、自然に身を置くのが幸せ。
──そういう暮らしはいつからやりたいですか。
チャレンジをすべて終えたら。これが私にとっての次のチャレンジです。うーん、いつでしょうね……。50歳ぐらいかなぁ。そのころはきっとパートナーが一緒かな! ワンちゃんも。
──選手時代には、世界中から注目され、期待されてきました。改めてお聞きしたいのですが、そんな期待をプレッシャーに感じてつらくはなかったですか?
(きっぱりと)それはなかったです。たくさんの方に応援してもらっていなければここまでできなかったと思います。「スケートをやらなければよかったのに」と思うこともあったんですけど、それでもスケートをやっていてよかったな、と今強く思えるのは、多くの方に応援してもらっていたからだと思っています。