放送作家でコラムニストの山田美保子氏が楽屋の流行(はや)りモノを紹介する。今回は、「銀イオンウェット」について。
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街頭でポケットティッシュを配っていると必ず貰うようにしている。バッグの中に入れておけば間違いなく便利だからだ。
そうしたティッシュには同サイズで販促などのチラシが入っているものだが、最近、テレビ局やレコード会社の宣伝部が利用しているのはウェットティッシュ。フラップ(ふた)部分に番組名やアーティスト名を印刷した販促物である。
これが思いの外、安くできるそうで「お渡しした方に、ティッシュよりは大事にしていただけそう」とトレンドなのだという。
確かにバッグに入れておいたら、ティッシュよりも使い道が広いウェットティッシュ。これからの季節は、汗を拭いたり、レジャーで使ったりするにも便利だ。
このように、実は安価なウェットティッシュだが、メイク室で使うとなると、ポケットタイプでは小さいし容量も少なすぎ。円柱型のケースに入ったタイプは「すわりが悪いし、慌てていると取り出しにくい」(メイクさん)とのことである。
そんななか、メイクさんたちのお眼鏡にかなったウェットティッシュというのが「確か“100均”でも売っていたと思いますよ」という「銀イオンウェットタオルサイズ 20枚入」だ。
いわれてみれば、どこのテレビ局でも見かけるモノで、メイク室の鏡の前にコットンや綿棒と共に置かれているのがこれ。