――プロポーズはどちらからかに関しては、意見が食い違ったままでした。
僕は今でも、当時はほかの人と結婚していた雪会が、車の中でいきなり「結婚してくれ」って言ってきたと思ってるんですけれど、雪会は僕からプロポーズしたと言ってきかない。まあ、プロポーズって男女で記憶が食い違うことはよくあることみたいですね。
――一時期は別居していました。
家にうるさいのがいないと、結構気が楽で、それはそれで良かったですよ(笑)。別居期間は、飼い犬と過ごしていましたね。雪会は犬が嫌いだったからね。でも、その別居期間も含めて、ずっと人生を一緒に歩んできたつもりです。
――生まれ変わっても、また朝丘さんと一緒になりたい?
二度と嫌ですね(笑)だって45年も一緒にいたんですから。せっかくなら新しいのにしたいです(笑
――今、朝丘さんについて思うことは。
もうね、感謝しかないです。出会ったこと、結婚したこと、娘が生まれたこと、事業の失敗も受け入れてくれて泥をかぶってくれたこと……。これまでいろんなことがあったけれど、全てが彼女のおかげで、本当に感謝しています。彼女と出会ってなかったら、全く違った人生になっていたでしょうね。
(本誌・松岡かすみ)
※週刊朝日 オンライン限定記事