大河ドラマ「西郷どん」に出演し、映画「友罪」では“元少年A“という難しい役にも挑戦するなど、どんな役でも自分のものにしてしまう瑛太さん。次回作のことやプライベートのエピソードなどを作家の林真理子さんが伺いました。
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瑛太:原作を読んでおもしろかったら事務所の社長に相談したりするんですが、まだ一つも通ったことないですね。僕が主演だと、お客さんが入らないから(笑)。
林:そんなことないと思いますが、どんな作品に興味があるんですか?
瑛太:『神々の山嶺』という漫画がすごく好きで、いつかやりたいと思ったんですけど、阿部寛さんと岡田准一さんで映画化されちゃいましたね(「エヴェレスト 神々の山嶺」16年公開)。僕も自分から「やりたい」って手を挙げてなかったからいけないんですけど。
林:これからどんどん手を挙げてください。瑛太さんにぴったりのいい小説、いっぱいありますよ。
瑛太:ほんとですか。今、パッと思いつくものがあればぜひ教えてください。
林:藤田宜永さんが書いた『大雪物語』とか。記録的な大雪に見舞われた軽井沢を舞台にしてるんですけど。
瑛太:ああ、いいですね。
林:ほかにも思い出したら、藤真利子さんに伝えますね。私、藤真利子ちゃんと昔からすごく仲いいんです。彼女、「西郷どん」で瑛太さんのお母さん役をやって、すっかり母の気持ちになっちゃったみたい。「かわいくてしょうがない」って言ってましたよ。それから、「この間24時間一緒にいたけど、まったくカッコ悪いところを見なかった」とも。
瑛太:そんなことないと思いますよ(笑)。
林:全然ダラけたり、あくびしたりするような姿を見なかったって。でも、「みんなにLINEを聞いて教えてもらったのに、瑛太は『LINEやってない』って言うの」とも言ってました(笑)。
瑛太:それで最近LINEを始めたんです(笑)。でも、藤さんとはちょくちょくメールしていますよ。