怖くてだんだん上りがしっかり打てなくなる。下りは速いの分かってるんで、何となくアジャストできたりするんですけど、上りがアジャストしきれなくなる。せっかくいいとこについたのに、それが打ちきれない。イライラが募る。3パットが起きる。その悪循環なんですね。下りだって、合わせやすいところばっかりじゃない。10~15メートルのパットになると、1、2メートルの上りのパーパットを残したりする。それをポロポロと外しだしたときがマズいんですね。

 話は変わりまして、日本のプロ野球です。10年ぶりに巨人に復帰した上原浩治投手(43)がイキイキとしてますね。リリーフとして八回の1イニングを任される格好で、4月3日現在で3試合に投げて3ホールド。一度もランナーを出してません。

 投げる姿を見てるとコントロールがよくて、短いテンポでポンポン投げ込んでいきますよね。パワーより技という感じかなあ。チームを盛り上げるのがうまいし、高橋由伸(よしのぶ)監督と同学年でやりやすいんでしょうね。すごくいい効果を生んでいるような気がします。

 アメリカで頑張ってきたけど、今回は移籍先が見つからなくて日本に戻ってきたんですよね。年齢的にも、これで「最後は日本で」ということになるんでしょう。こういう受け皿になれる場所が日本にあるってのは幸せなことですよ。

週刊朝日 2018年4月20日号

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