大谷(中央)の「Nito-ryu(二刀流)」に米国が熱狂する日は近い!?(c)朝日新聞社
大谷(中央)の「Nito-ryu(二刀流)」に米国が熱狂する日は近い!?(c)朝日新聞社
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 オープン戦で投打とも実戦デビューしたエンゼルスの大谷翔平投手(23)。日本の野球ファンは「メジャーでも二刀流は通用するだろうか?」と期待して注目しているが、現地では、大騒ぎで海を渡ってきた二刀流の“お手並み拝見”という感じらしい。

 まず、投手デビューした2月24日のブルワーズ戦は2回途中2安打2失点。

「見逃し三振に仕留めた若手選手に『彼のストレートはフラット。打ちやすい』なんて言われて、あえて打たなかったのだ、というニュアンスでした」(ベテラン記者)

 打者としての2試合目、ロッキーズ戦は3打席ノーヒット。一部メディアによると、相手捕手から「もうストレートは来ないぞ」とノムさんばりのささやき戦術を仕掛けられたという。

「メジャーでは珍しい話です。英語がわかるのかどうか探る意味もあったでしょうが、からかいでしょ。二刀流は好奇の目で見られているんだな、と感じます」(前出ベテラン記者)

 現地で取材した記者によると、実戦で見えてきた課題は、投手としては「滑るボールと傾斜の急なマウンドへの対応」、打者としては「ムービングファストボール、いわゆる“動くボール”と、ストライクゾーンへの対応」。つまりメジャー仕様の野球に対応していけるか否かで、それが早くできる選手と、なかなかできない選手がいる。

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