2月1日夜、皇后美智子さまを乗せた車がひっそりと東宮御所に滑り込んだ。
いつものように、外で待つ人々に窓を開けて笑顔で手を振る様子も見られない。
神妙な表情で赤坂御用地の門を通過した。美智子さまの訪ね人は、雅子妃である。
美智子さまの憂鬱な表情の原因は、この日発売の週刊誌である。
美智子さまがご自身で続けてこられた仕事、すべてを長期療養中の雅子妃に引き継ぐのは困難だと見て、秋篠宮家の紀子妃と分担して継承させることをお考えである。さらに、チャリティーや文化事業系の催しで美智子さまは、「これからは秋篠宮妃をよろしくね」と積極的に声をかけている――。
そんな内容の記事が掲載されたのだ。
「結果として、そのような形になる可能性もありますが、実際にはまだ何も決まっていません。皇后さまは、雅子妃が気になさっているだろう、とご心配なさって、東宮御所に会いに行かれたようです」(皇室ジャーナリスト)