林:政治家の人って、朝の勉強会から始まって、官僚の人とのブリーフィングだとか日々メチャクチャ勉強して、さらに週末は選挙区に帰って盆踊りだの何だのと皆さんにサービスしないといけないじゃないですか。過酷ですよね。あちこちでテープカットもしなきゃいけないんでしょう?

野田:いちばん苦手なのはパフォーマンス系ですね。始球式とか。私、無理やり巨人阪神戦でやらされたんですけど……。

林:投げても飛ばなかった?

野田:飛ばないんですよ。砲丸投げみたいになっちゃって、「日本一の山なりボール」って言われました(笑)。自分ができないことをすることは非常にためらいがあります。

林:(始球式の写真を見て)おー、カッコいいじゃないですか。

野田:カッコよくないですよォー。真理子先生、今度やってみませんか、始球式。

林:やりませんよ、そんな(笑)。

野田:真理子先生の始球式、見てみたいな。

林:野田大臣、最近は忙しくて、あんまりお酒も飲めないんでしょう?

野田:周りからすると「まだ飲んでる」と言われますけど、私のキャパシティーからすれば3分の1ぐらいまで落としていると思います。

林:「子どもが待ってるから」と言って、早く帰りますよね。

野田:いちおう9時をめどにしています。地方出張も日帰り。北海道でも高知でもそうです。

林:高知、日帰りで行ってきたんですか。おいしいものがあるのに。

野田:大丈夫です。昼間、お弁当でカツオのたたきを食べたあと、1匹買って帰ったから。うち、夫がもともと板前なんで(笑)。

林:お母さまの介護もあるんでしょう?

野田:そうです。認知症ですから、電話しても5分後ぐらいには電話があったことを忘れているんで、何度も何度も電話することも多いです。

林:大変ですね。私たちみたいに高齢出産すると、子育てと親の介護が重なりますしね。

野田:ですよね。でも、私は真理子先生の後ろ姿を見ているから、ファーストペンギン(最初に挑むチャレンジャー)じゃないですよ。

暮らしとモノ班 for promotion
転職、就職活動に欠かせないビジネスバッグ!丈夫でお手ごろ価格なメンズ&レディースのバッグをAmazonランキングでチェック
次のページ