民進党には参院議員48人が在籍しているが(福山哲郎氏は立憲民主への合流を表明)、前原誠司代表は衆院選後に希望の党に合流する方針を打ち出している。しかし、民進党参院議員会長の小川敏夫氏が釘を刺す。
「それは前原さんの希望であって、何も機関決定していません。いま、連れていかれた先がボッタクリバーだったみたいな話になっている。希望の党との関係をどうするかは、残った参院議員全員と議論することになります。前原さんの一存では決められない」
その一方、党籍を残したまま無所属で立候補した岡田克也元代表や野田佳彦元首相の身分保障はどうなるのだろうか。
「党籍は残っているので、当選すれば民進党の衆院議員です」(岡田氏の事務所)
「規約はどうなっているのかなあ。こんなの初めてで教えてもらいたいくらいです」(野田氏の事務所)
混乱は当面続きそうだ。(本誌・小泉耕平、村上新太郎、亀井洋志)
※週刊朝日 2017年10月20日号