プロ野球の球場で踊るチアリーダーのことをもっと知りたい……。そんなみなさんの思いを代表して、話を聞いてみた。
明らかになったのは、チアの進化ぶりと球団ごとの個性。
ロッテのM☆Splash!!には新人が5人加わったが、オーディション応募者は106人! 人気の上昇が、高いパフォーマンスを可能にする。
西武のbluelegendsは、スタンド内を走り回り観客とハイタッチを繰り広げて一体感を演出。ヤクルトのPassionは「去年までのかわいいから、クールでかっこいい」にコンセプトを変更し、DeNAのdianaはライブハウスでオリジナル曲のライブを披露するほど、ダンスと歌に力を注ぐ。巨人のVenus(ヴィーナス)は今季、「史上最大の露出度」の衣装で目を楽しませてくれる。
さて、どの球場に足を運ぶ?
■千葉ロッテマリーンズ【M☆Splash!!】
12球団で2番目に多い24人のメンバーが、球場を彩る。「ポンポンを持ったパフォーマンスの他に、いろんなジャンルのダンスをします。一人ひとりの個性を見てほしいです」(リーダーのYUINAさん)。ダンスは試合中だけではない。「試合前には球場外のステージでも踊ります。そちらなら私たちの表情もよく見えますので、ぜひ見に来てください」(サブリーダーのMANAMIさん)。球団はダンスアカデミーも主催しており、サブリーダーのASUKAさんのように、そのスクール出身者もいる
■埼玉西武ライオンズ【blouelegends】
メンバーは試合中、散り散りになってスタンド内を縦横無尽に駆け巡る。「少しでもたくさんの席を回ろうと、階段を上り下りします。4回終了くらいで、もう汗がだくだくです。私たちはポンポンを持たないので、どんどんハイタッチしてください。特に点が入ったときは一緒に喜びましょう」(NAGIさん)。メンバー紹介の時間も用意されており、新体操経験者のShiiさんが披露する前方回転は必見だ。今年は球団名に埼玉を冠して10年目。地域密着のために、県内各地で行われるイベントにも積極的に参加している