43年前のオリジナルに始まり、今月劇場上映される最新作まで15回も“発進”しつづけてきたヤマトシリーズにちなんで、15のネタを“発信”。「こちら地球司令船225号。バカめ。どうぞ」お楽しみください!
(1)「ヤマト」の裏番組は「ハイジ」
1974年から日曜19時30分に放送された、オリジナル版第1作の「宇宙戦艦ヤマト」。裏番組はアニメ「アルプスの少女ハイジ」でヤマトの初放送は視聴率で大苦戦。39話の予定が全26話に短縮された。
「テレビがまだお茶の間に1台しかなかった時代。他にも特撮の『SFドラマ 猿の軍団』やNHKの『お笑いオンステージ』も大きなライバルだったそうです」(関係者)
短縮により、小マゼラン星雲での戦いやガミラス残存艦隊との最終決戦がカットされたが、これらのアイデアのいくつかは「2199」で取り入れられている。
(2)イスカンダルが遠くなった?
オリジナル「ヤマト」で14万8千光年だった、地球から惑星イスカンダルまでの距離は、「宇宙戦艦ヤマト2199」では16万8千光年に。ヤマトの航宙速度も上がった?
(3)ヤマトのサイズがアップした?
オリジナル「ヤマト」の全長は265メートル。「2199」版は、333メートルに大幅スケールアップ。大型化にともない、乗組員の人数も999人に増加。また、勤務体制も基本的に3交代制になり、交代するシーンも描かれた。
なお、映画「ヤマトよ永遠に」(80年)とテレビ版「宇宙戦艦ヤマトIII」(同年)に登場したヤマトの艦首や艦体には錨のマークが描かれている。ちなみに実際の戦艦大和の艦首にあるのは菊の御紋。
(4)性別が変わり話題を集めた「山本」
「2199」で初登場した、航空隊所属の女性パイロット・山本玲。オリジナル版に登場した航空隊の「山本」は、男性隊員・山本明だった。「2199」も当初は男性キャラが予定されていたが、加藤三郎航空隊隊長の友人でもあるパイロットの兄(明生)をもつ女性という設定に変更。クールなキャラクターは注目を集め、人気キャラのひとりとなった。