さらに、俳優の城田優の兄、丹羽大氏が、おおさか維新から立候補。スペイン人と日本人の親を持つ丹羽氏は2日の遊説で、「鼻は整形じゃないよ」と“ショーンK”似をネタに、女子高生から笑いを誘っていた。弟が応援に駆けつければ、話題になりそうだが、

「弟(優)に出馬を伝えたとき、『ガンバレ』と声をかけてくれたので十分。弟に政治色をつけるのは嫌ですし、新しい政治スタイルを確立していきたい。全力で戦うだけです」(丹羽氏)

 全国比例では、旧みんなの党代表の渡辺喜美氏がおおさか維新から出馬。かつて第三極結集をめぐり、松井一郎代表とののしり合いのバトルをしていたはずが、おおさか維新が擁立を決めた。旧みんなの党の関係者がこう言う。

「1年半の浪人生活中の渡辺氏は、議員復帰を切望していました。安倍首相とは旧知の仲で、自民党に復帰したいものの、いきなり自民党に帰ることは難しい。そこで自民を補完する“改憲勢力”のおおさか維新に合流することになった。おおさか側も、関東で知名度のある渡辺氏を担ぐことで、全国区の政党にしていける。それぞれの狙いが一致しての出馬です」

 その他、全国比例区では、自民の今井絵理子氏の得票数、生活の谷亮子氏の去就、政治団体を立ち上げた憲法学者の小林節氏の動向が注目だ。

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