1992年のバルセロナ五輪で女子バドミントン日本代表選手だった妻・陣内貴美子さんが、夫で元野球選手の金石昭人さんと出会ったのは、キャスターとして訪れた名護(沖縄県)キャンプだ。夫はそんな彼女を、ジャンルを超えた交流会に誘った。そこにはさまざまなアスリート、実業家、芸能関係者がいたという。
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夫:元ラグビー選手の松尾雄治さんが中心になって、いろんなスポーツ選手が参加してるグループがあったんですよ。
妻:しょっちゅう集まってましたね。野球がオフシーズンになると野球選手がぐんと増えたりして。
夫:種目が違うとオフの時期が違うから、その時々で顔ぶれは違うんです。それでも常時、30人近くはいたかな。いつも決まった店で、どんちゃん騒ぎしてた。
妻:でも、その集まりがすごく勉強になったんですよ。
夫:僕らもアスリート同士、いろんな話ができましたし。こんなとき、サッカー選手はどうするの?とか。
妻:ある時、松尾さんが私たちをからかったんですよ。「お前らお似合いだな、付き合っちゃえよ」って。ところが私たち二人とも、そういうこと言われるほど引くタイプで……。
夫:あはは!