作家でコラムニストの亀和田武氏は、週刊朝日で連載中の『マガジンの虎』で、雑誌「SWITCH」を取り上げた
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マツコ・デラックスが「SWITCH」(スイッチ・パブリッシング)5月号の表紙と巻頭を飾っている。先月、小泉今日子の号を紹介したばかりだしなあ。
一瞬ためらったが、ページを繰ってマツコの言葉をみたら、これは取り上げるしかないと思った。「SWITCH」代表者の新井敏記は、1年前からマツコに誌面登場のオファーを出していたという。マツコの答えはNO。事務所に呼ばれて、新井はなぜ出たくないのかと訊く。
「だって『SWITCH』はアバンギャルド雑誌だから。それも頭にエセがつく」
いいねえ。私もずっと似たような違和感を抱いていたんだ、この雑誌には。つい先日もある雑誌の編集者が「新井さんって、なんか胡散くさいですよね。『SWITCH』は、インチキっぽい臭いがして」と突然いいだした。みんな、そう感じてるんだよ。