漫画家&TVウォッチャーのカトリーヌあやこ氏が、最終回を迎えたドラマ「コウノドリ」(TBS系 金曜22:00~)に登場する“塩顔男子”たちを品評する。
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「命の誕生は奇跡!」と、しみじみ考えさせられたこのドラマ。出産場面に目頭を熱くしつつ、綾野剛(産科医にしてピアニスト)の銀髪のヅラを見て、「いや、口紅はつけなくても……」と、スッと平常心を取り戻す、そんな黄金のパターンだった。
それにしてもこの作品、塩顔男子が勢ぞろい。主役の綾野剛をはじめ、ツンデレ産科医の星野源、新人新生児科医の坂口健太郎と、これでもかの薄塩味。ジャニーズがファンシー「甘い」系だとしたら、EXILEがヤンキー「くどい」系。その双方からの出演がゼロだと、必然的に味付けは、薄味しょっぱい系になるんだろうか。
なかでも塩顔界きっての胃にもたれない男が、星野源。朝ドラ「ゲゲゲの女房」では、死んじゃう叔父さん(ヒロインの弟)役。宮藤官九郎脚本の大家族ドラマ「11人もいる!」では、弾き語りをする叔父さん役(本業・ミュージシャン)。BSドラマ「昨夜のカレー、明日のパン」では、死んでる夫役(幽霊で登場)。