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「3カ月前、なお美さんは私の自宅で、こちらが吸い込まれそうな目で魅力的なポーズを作り、写真を撮らせてくれました。全然やせてなくて、きれいでした」

 漫画家さかもと未明さんはそう言って涙を流した。

 俳優の川島なお美さんが9月24日、胆管がんのため54歳で亡くなった。2年前の夏、人間ドックで異変が見つかり、昨年1月に腹腔鏡手術を受けた。本誌の取材には、

「12時間の長い手術でしたが、術前から体調もいいですし、ずっと元気ですよ」

などと笑顔で答えていた。

 川島さんと10年来の親交があったさかもとさんは、

「弱音を吐かず、復帰後も『板(ステージ)に上がると、気合が入っちゃうの。最高の舞台にしたいし、もっともっと歌いたいからライブもするの』って……」

 と振り返る。3カ月前に撮った写真は、11月に予定された20年ぶりのソロ公演のチラシに採用された。

「『未明ちゃんの写真、すごく気に入ったから』と言って笑っていました」

 だが、9月7日のイベントに姿を見せた川島さんはすっかりやせ細っていた。

「正直、びっくりしました。1カ月くらいで急激にやせたんだと思います」

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