最近ではバラエティー番組などでも活躍している俳優の谷隼人さん。妻であるタレントの松岡きっこさんにパンツをはかせてもらうほどの“亭主関白”として知られる夫。が、あまりにもそのイメージが広まっている、と本人はやや困惑気味だ。
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夫:最近、テレビ番組に出るとみんな「谷さんは亭主関白で大変でしょう?」「きっこさん、かわいそう」って言うんだよ。誤解してほしくないのは俺、手も上げたことないし、お膳をひっくり返したこともないよ?パンツも自分ではけるんだって!(笑)。でも「やります」って言うのを「やめて」とは言わないから。
妻:最初はなんで始まったのかしら……。
夫:知らないよ。そっちが「やってあげる」と言ったんじゃないんですか?
妻:私もしてあげるのが当たり前だと思ってるから。私の母は離婚しているんだけど、祖父母はすごく仲がよかったのね。明治の人だからご飯もお風呂も「おじいちゃまが一番」。私はそれを見て「私もああやって、男の人を立てるような夫婦になりたいな」って思ってた。たまたま「そうしたい」私と、「そうされてもいい」この人が一緒になった。
夫:無理はしてないんですよ、お互いにね。
妻:ただ「九州男児って、これほどだとは思わなかった」ってときもあるけど。
夫:え?
妻:本当に何にもしないの。お風呂あがると「はい」って私にバスタオル渡すじゃない。拭いて、って。
夫:ははは。
※週刊朝日 2015年8月21日号より抜粋