
最新情報3連発<切手入手法&ブート・シリーズ第2弾&ドイツ・ライヴ>
In Tubingen 1987 (Cool Jazz)
新音源のみならずマイルス関連の最新情報まで網羅するようになったこのコーナー(しかしトップページではいつもと同じタイトル部分しか見えないので、他の情報も載っていることを知らない未契約の人も多いようです。どうしてこのような融通性のないデザインになったのでしょう)、今回は以前ご紹介したマイルス切手の入手方法からいきましょう。心配しなくても日本に居ながらにしてリーズナブルな価格で入手できます。申し込み窓口は下記サイトになっています。
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次にレガシーのブートレグ・シリーズの第2弾の情報です。今回はロスト・クインテット時代の最強ライヴのひとつ、1969年7月25日と26日のアンティーヴ・ライヴとなっています。CD3枚組とDVDというセット物になるようです。CDには同年11月ストックホルムのライヴも何曲か追加収録されるそうですが、これは余計かもしれませんね。そしてDVDには、やはり11月のベルリン・ライヴが収録される予定ということで、ロスト・クインテットの神髄が完全収録されたものになりそうです。
さらにレガシーはアナログ重量盤も出す予定で、こちらは『ラウンド・アバウト・ミッドナイト』『ポーギー&ベス』『スケッチズ・オブ・スペイン』など全8枚の予定。いずれも180グラムでモノラル、しかもジャケットはオリジナルに限りなく近い厚手のコーティング仕様というから、マニアはまたしても何枚目かの同じレコードを買わなければならないことになります。
さて最後になりましたが、しばらく前に登場したドイツ・ライヴのご紹介です。今回はチュービンゲンという街でのライヴ。そして「3時間はあたりまえ」の時代におけるロング・コンサートがたっぷり2枚組に「これでもかこれでもか」とみっちりギチギチに収録されています。
演奏については多言は無用、この時期特有の緊張感が全編を貫き、それはもうかっこいいです。たしかに聴き飽きた感じは濃厚に漂っているのですが、それでもついつい聴いてしまう、それがこの時期のマイルス・バンドの吸引力というものでしょう(あんたら、ダイソンか)。なかでも御大マイルスのパワフルなトランペットがすばらしく、「もうどうにでもして」という気分がグワーと高まります。うーん、たまりません。というところで、それではまた来週。
【収録曲一覧】
1 One Phone Call/Street Scenes-Speak
2 Star People
3 Perfect Way
4 The Senate/Me And You
5 Human Nature
6 Wrinkle
7 Tutu
8 Movie Star
9 Splatch
10 Time After Time
11 Full Nelson
12 Don't Stop Me Now
13 Carnival Time
14 Tomaas
15 Jean Pierre
16 Burn
17 Portia
Miles Davis (tp, synth) Kenny Garrett (as, fl) Robert Irving (synth) Adam Holzman (synth) Foley (lead-b) Darryl Jones (elb) Ricky Wellman (ds) Rudy Bird (per)
1987/11/6 (Germany)