このアルバムは知っている人は知っている。ハードバップの味わいを求め、サイドマンの顔ぶれから見当をつけてアルバムを渉猟しているマニアなら、おのずとサウンドが見えてくるはずだ。ただ、リーダーのピアニスト、ジョージ・ウォリントンは今となっては滅多に話題に登らないので、そちらからのアプローチだと、意外と盲点となっているのではなかろうか。

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