週刊朝日2015年2月13日号 表紙の蒼井優さん
週刊朝日2015年2月13日号 表紙の蒼井優さん
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「かわいいっすねぇ」。撮影中、何度この言葉を聞いたか。美人を見慣れているはずの表紙スタッフ、とくに男性陣がメロメロなのだ。

 蒼井優にインタビューを始めて、その理由がわかった。時々こちらに向けられる、はにかむような、“ふにゃん”とした笑顔。その度に、気持ちがほっこりしてしまうのだ。

 2月から始まる舞台「三人姉妹」では末娘イリーナを演じる。22歳で蜷川幸雄演出の舞台「オセロー」に出演したとき、「自分のなかで何かが開いた」と語る。

「最近は“早く舞台に出ていきたい”って思います。その日のお客さんと作るものだって感じるから」

 そう、舞台は生モノ。稽古を重ねてもハプニングは起きる。切り抜け方もうまくなりましたか?

「セリフがわからなくなる瞬間って、ふいに訪れるんです。私が急に嘆いたり、不敵な笑い声をあげ始めたら、だいたいそうです(笑)」

 まっすぐお芝居するのが一番大事なんですけどね、とまた“ふにゃん”と笑顔。ひと足早い春の訪れを感じました。

週刊朝日 2015年2月13日号