週刊朝日で好評連載中の「美意識ある生活」。生活品評論家の東海左由留(とうかい・さゆる)さんが厳選したひと品を紹介している。東海さんは日本とヨーロッパで「生活をより豊かに」をテーマに様々なアイテムやサービス、ライフスタイルを取材。自腹で購入し、時間をかけて使用感を検証している。
今回は、にじゆらの手ぬぐい花の贈り物を紹介する。
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■汗ふきによし。おしゃれによし。贈るによし
一度使うとやめられなくなるのが手ぬぐい。ハンカチの約3倍の大きさだから、猛暑の汗ふきに本当に助かる。
今のお気に入りは「にじゆら」。大阪・堺の染工場、ナカニのオリジナルブランドだ。手作業で染料を注ぐ「注染」という技法による、ふんわりとしたにじみやぼかしの染めが魅力。布は浴衣にも使われる、細い糸で織り上げた目の細かい「特岡」の中でも上質な晒し木綿を使っているので、色柄もきれいに染め上がり、肌触りと吸水性も抜群。
夏から初秋は2枚持ち歩き、1枚はエアコンの冷えが気になるときのスカーフ代わりに。大ぶりの柄と色合いのニュアンスが首元で美しく映えるからだ。
夏のプチギフトには、今回紹介する「手ぬぐい花の贈り物」が好適。折りたたんで花の形にしてあり、オリジナルパッケージに花の形のまま挿して飾っておけるナイスなアイデア。最近は生花不可の医療施設もあるので、お見舞いにも、ぜひどうぞ。
<今日の逸品>
にじゆら 手ぬぐい花の贈り物 全6種類 各2000円(税別)
※作家シリーズは別ラインで、花の形状ではなく平らな状態でお届け。1300円(税別)から
問い合わせ先:ナカニ
www.nijiyura.jp/hpgen/topmenu.html
※週刊朝日 2014年8月8日号