株高に自信を持つオバマ米大統領 (c)朝日新聞社 @@写禁
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米国のデトロイトで開かれた自動車ショー (c)朝日新聞社 @@写禁

 史上最高値を更新した米国の株価。中間選挙前の株高はかなり異例だ。米国経済の景気回復が順調なこと、企業業績が伸びていることが株高を支えている。今後、さらに株価は上昇し、「バブル」の様相を呈する可能性もあるが、日本の株価にとっては好材料。専門家の分析をもとに、これから狙い目の20銘柄を紹介する。

 では、どのような銘柄が注目されるのか、具体的にみていこう。

 専門家が指摘するキーワードは主に次の六つだ。「女性の活用」「訪日外国人」「自動車」「設備投資」「シェールガス」「利益率」だ。

 まず、女性の活用、訪日外国人、自動車、設備投資に注目するのは大和証券投資戦略部チーフストラテジストの成瀬順也氏だ。安倍政権の成長戦略の柱のひとつは女性の登用。テンプホールディングスは人材派遣ビジネスだけでなく、保育事業など働く女性を支援する事業も行っている。

 同じく成長戦略に盛り込まれているのが、「2020年に訪日外国人を2千万人に倍増させる」というもの。昨年1年間に入国した外国人の数が初めて1千万人を突破した。これをさらに、東京五輪が開催される20年に2千万人に倍増させるというのだ。

 エイチ・アイ・エスは旅行事業やテーマパーク事業などを手がけている点で注目していいという。

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