中山美穂さん (c)朝日新聞社 @@写禁
中山美穂さん (c)朝日新聞社 @@写禁
この記事の写真をすべて見る

 わが道を突き進む夫に、妻は付いていけなくなったのか。

 4月3日発売の「週刊文春」で直撃取材を受けた女優の中山美穂(44)が、歌手で作家の夫、辻仁成(54)との離婚報道について、「話し合いはしています」と、事実上、認めた。さらに中山は、辻の“中性化”について、離婚の「ひとつの原因ではあります」とも答えている。

 体のラインを強調した服装にサラサラの長い髪、エステ通い……。辻は2009年に新しいバンドを始めたころから、女性的な外見に変わっていったという。

 11年には「女装子(じょそこ)」をテーマにした小説『ぼくから遠く維れて』(幻冬舎)を上梓。「女装子」とは女装する男性全般を幅広く指す際に使われる言葉で、近年、専門誌が作られるなど、一部でブームになっている。都内に住む20代の「女装子」が、仲間内での噂をこう語る。

「小説が発表されたころ、辻さんは、とある有名なニューハーフの子と親しくしていました。よく2人で飲みに行ったり、お茶をしたりということがあったそうです」

 そのニューハーフは、「女装子」が集まるパーティーを企画するなど、「女装子」界ではカリスマとされている人物。“中性化”を進めていた辻は、何らかの「影響」を受けたのだろうか。女装専門誌「オトコノコ時代」(マイウェイ出版)の編集長、井戸隆明氏はこう語る。

「女装子の多くは、男が好きだから女装するのではありません。女性が好きすぎて、美しいものに同化したいのです。ナルシシズムの極致だと言えます。仕事柄、たくさんの女装子を見てきましたが、辻さんにも同じにおいを感じます。今回の騒動で久しぶりに辻さんの顔を見ましたが、女装したら可愛らしくなるだろうな、と思いました」

 辻は3月30日、自身のツイッター上で離婚を望まない心情をつづった。一方、中山の古くからの友人はこう語った。

「美穂さんは女優ひと筋で生きてきた方で、母性も強い。それに対して、辻さんはマルチに新しいことでも何でもこなす人。もともとタイプが違いすぎるという印象はありました」

 中山の所属事務所に問い合わせたところ、「家庭の問題なので、『見守っていく』としかお答えできません」と回答。12年間の結婚生活に暗雲が垂れ込めた本当の原因は何なのか? まだ、真相は語られていない。

週刊朝日  2014年4月18日号