彼女の場合、親と同居することで「壮絶」が予想される年子育児はクリアできそう。問題は、「夫に触られるのも嫌。授乳中、肩に置かれた手を鬼の形相で振り払った」という、夫との産後セックスレスだ。産後、セックスが苦痛になるという話はよく聞くが、神奈川県立汐見台病院の早乙女智子産科副科長によれば、
「産後に性欲が増す人もいます。つまり、個人差の問題。また、35 歳でもともと細身な小雪さんが、産後すぐに排卵して妊娠したのはレアケースです。あの体形同様、誰にでもマネできることではないんです」
もっともなご指摘。それでも小雪的2人目妊娠、目指すのは「あり」だと早乙女先生。
「出産から半年くらいで月経が再開することが多く、その排卵から妊娠が可能です。年子の場合、子どもが小さめに産まれたり、骨粗しょう症など母体に影響が出たりすることもありますが、第2子を40歳前後になって産むのに比べれば、不妊や流産などのリスクは断然少ない」
例外は帝王切開。次の帝王切開まで最低2年は空けたい。そして、実現がなかなかに困難なアドバイスがもう一つ。
「妊娠中もそれなりにセックスを。産後セックスレスに歯止めがかかりますよ」
※AERA 2012年9月24日号