『ブアツく生きようキャンペーン』のハナコの岡部大
『ブアツく生きようキャンペーン』のハナコの岡部大
この記事の写真をすべて見る
『大人のクリームパイ』は真木よう子(左)と伊藤沙莉(右)が共演
『大人のクリームパイ』は真木よう子(左)と伊藤沙莉(右)が共演

 日本マクドナルドのCMが好調だ。2020年は1年間を通して木村拓哉が同社のテレビCMに出演することが発表され、1月15日から3作品が次々にオンエアされた。合わせて『ブアツく生きようキャンペーン』や『大人のクリームパイ』のCMも展開し、1月度のCM好感度調査では企業別でKDDI、日清食品に次ぐ3位にランクインした。

【真木よう子&伊藤沙莉共演のシーンはこちら】

 木村が出演するCMは「いいじゃんマック」をコピーに、好きなものを好きなときに選んで食べられるというマクドナルドのバリューを改めて発信するもの。幅広いラインナップと手頃な価格で小腹や別腹を満たす『ちょいマック』をはじめ、コーヒーだけでも気軽に来店してほしいという思いを込めた『プレミアムローストコーヒー』のCMを展開した。

 調査モニターからは「マックのCMにキムタクが出ている意外性」「え!キムタク?!とビックリした」といった木村の起用に驚く声に加え、「手軽に行きやすくなった」「ちょいマックの種類が多くて気軽に入れそう」「これからコーヒー1杯だけでもマックに入れる勇気をもらった」など、来店動機の高まりを示す感想が寄せられた。

『ブアツく生きようキャンペーン』は、厚切りのチーズやベーコンなどの“ブアツい”具材を用いた3種類のバーガーを期間限定で発売するというもの。また、これらのおいしさを通して、ポジティブな生き方を楽しんでほしいというメッセージも込めているという。CMキャラクターにはお笑いトリオ・ハナコの岡部大を起用し、どんな状況でもブアツくポジティブに生きるビジネスマンを描いた。

 第1弾CMはオフィスのデスクが汚いと上司に叱られるも「お言葉ですが、デスクが汚いのではございません。私が、美しすぎるのです」と言い返し颯爽と立ち去る内容だ。10代20代の男性を筆頭に好評価を得て、「これを見ただけでポジティブな感情になれてとても好き」「私が美しすぎると言い放つ岡部のドヤ顔を見るたびに笑ってしまう」などのコメントが見受けられ、あまりにポジティブで自信に満ちた様子が清々しく面白いと受け止められたようだ。

次のページ
どのCMもマクドナルドと消費者との距離を近づけた