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“恋愛モンスター”安田大サーカスのクロちゃんが真実の愛を語る連載「死ぬ前に話しておきたい恋の話」。今回のテーマは「バレンタインデー」。昔からバレンタインデーにはまったく縁のなかったクロちゃんだが、芸人として活動しはじめてからは、チョコレートの数で絶対に負けたくない相手がいたようだ。
【写真2枚】チョコをもらえて喜ぶクロちゃんと超貴重な安田大サーカスの若手時代
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バレンタインデーにもらえるチョコレートの数って、モテてるバロメーターでしょ?
やっぱりもらえてないとモテない奴って思われるから、男としてはすごく嫌だよね。
正直、ボクは、バレンタインデーに、そんなに良い思い出はないんだ。学生時代なんて、チョコレートは母親くらいにしかもらった記憶ないかも……。
放課後に女の子に呼び出されて渡されるとか、靴箱や机の中に入っているとか、アニメや少女漫画の世界みたいに、ボクもいつかもらえるのかなーって漠然と思ったりもしたけど、結局まったく縁がなかった。
一応、ドキドキしながら机の中を探したりしたんだよ? でも、カチカチのパンくらいしか入ってなかった。
今でこそ、イベントに出演した時にお客さんからもらえたりすることはあるけど、みんなすごいイジってくるんだよね。
口臭予防のモンダミンくれたり、ペヤングくれたり、グミくれたり、チョコレートじゃない愛情表現ばっかりなの。たまに「お!チョコレートだ」と思って喜んでも、カカオが90%入っている苦いのだったり……。
ボクは純粋に甘いのが食べたいんだけどなー。
バレンタインデー当日は、テレビ局でお仕事があったりすると、意味もなく廊下をウロウロしてみたりもするんだ。
アイドルの女の子がチョコレートを配ってたりすることもあるからね。運が良ければ、もらえたりもするし。
でもみんな「勘違いしないでくださいよ」的な渡し方をしてくるから困っちゃう。
チョコレートくれるってことは、ボクのことを好きなパーセンテージがゼロじゃないって思いたいのに……。