「海外に目を向ければ、世界的なデザイナーのデザインに国民が注目し、話題になります。アメリカであれば『ラルフローレン』、イタリアは『アルマーニ』、イギリスは『ステラマッカートニー』といったところです。対照的に日本の選考は透明性が感じられず、気づいたら決まっていたという印象です。もっと盛り上げるような選考の仕組みにしてもよかったのではないかとは思います」

 会見でジャケットに袖を通した瀬戸は「気持ちが引き締まった。パラリンピックにいい流れを作れるよう、結果を残したい。やるべきことは決まっているので、後悔しないようにしたい」と決意を新たにしていた。

 半年後に迫る東京五輪。急ピッチで準備が進められるなか、開催国・日本がさらなる盛り上がりを見せることに期待したい。(AERA dot.編集部/井上啓太)

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