「俳優のMC業への進出は、昔はどちらかというと高学歴のインテリぽい人が多かった」というのはベテランスポーツ紙記者。

「でも今は俳優や著名人もSNSで情報や自分の意見を発信することが多くなり、一般の人との距離感が近い。作られたイメージではなく、その人の素顔を垣間見られるという意味では好感度や認知度もあがりやすくMCはかなりの効果大です」(同前)

 芸能リポーターの川内天子さんは、MCを務めるリスクについて次のように話す。

「最近のMCは臨機応変の仕切りやコメント力、アドリブなどの即興性を求められることも多く、失言でイメージダウンになるリスクも少なくありません。その点、お笑い芸人は舞台で鍛えた即興性、お笑いに変える術などを持っているので、今後ますます増えていくのではないでしょうか」

 テレビ関係者は「すでに来年のMCの椅子取りゲームが始まっている」という。

「コンプライアンスの点からも、いわゆる“身体検査”をこれまで以上に念入りに行う方向です。宮迫や徳井のような問題、あるいはスキャンダルについては所属事務所と共に本人からの聞き取りを強化していくことになるでしょう。今後MCの候補として期待されるのは蒼井優との結婚で好感度があがった山里亮太やオードリーの若林正恭、フットボールアワーの後藤輝基などでは」

 来年のMCの顔ぶれはどう変わるのか、激戦に突入しそうな気配だ。(坂口友香)

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