同書では、仮想通貨のプレセールで10万円を2億円に増やしたと謳っていたが、その一方で仮想通貨を巡りトラブルを抱えてもいた。

 三崎容疑者は筆者にある仮想通貨A社の代表に騙され、被害にあったと訴えていたのだ。

 ツイッターのフォロワー数約5万人という人気者の三崎容疑者に目をつけた仮想通貨A社が宣伝を三崎容疑者に依頼。

 三崎容疑者はその意を受けて熱心に自身のファンらにAを推奨したという。

 しかし、このA社の通貨は、なかなか値が上がらない上、18年には引き出しなどができなくなるトラブル勃発。

「A社は三崎容疑者と密にプロモーションの打ち合わせなど行い、宣伝代として5億円の支払いを約束していたようだ。だが、その5億円は仮想通貨で払うとなり、三崎容疑者はそれをビットコインに替えようとしたがこれまた換金出来なかったそうだ。それでA社側とトラブルになっていた」(三崎容疑者の知人)

 そのトラブルが解消しないまま、三崎容疑者自身が脱税で逮捕されてしまったというのだ。

 結局は“泡銭は身につかず”ということか……。(山岡俊介)

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