「約4億円を200万円でなかったことに、チャラにしてくれと和解を申し入れてきた。月に家賃が340万円もあるのに何を言ってねんと、蹴りました。羽賀受刑者の弁護士すら、沖縄の不動産物件のことは知らなかったそうで、びっくりしていた」

 Yさんは今も怒りが冷めやらない。

 控訴審でも、勝訴したので、Yさんは沖縄の不動産を差押えをしようと弁護士と手続きに入った。だが、名義はすでに変更されていた。

「1審判決から2カ月ほどで、麻由容疑者と離婚して、16物件すべてを羽賀受刑者は麻由容疑者に変えていた。沖縄の物件を丹念に調べると、私から騙したカネで買った可能性が高いこともわかってきた。それに、詐欺事件については刑務所に行ってからも否認しており、麻由容疑者と2人でまた戦うという趣旨の話も聞こえてきた。どこまでひどいヤツだと我慢ならず、刑事告訴に踏み切った」

 Yさんの告訴を受けて、沖縄県警は捜査に乗り出し、逮捕となった。

「羽賀受刑者は、何度か『僕は有名な芸能人、4億円くらい泣いてくださいよ』と言ってました。要するに泣き寝入りしてくれと。無理だというと、かつて交際していた梅宮アンナさんを羽賀受刑者の借金の保証人にしていたようで『返済できなくなったので、アンナが返してくれている』とも言ってました。刑務所でも悪いことしか考えない、羽賀受刑者は稀代のワルです」(Yさん)

 今年1月にも出所かとみられていた羽賀受刑者だが、また塀の中へ逆戻りの運命かも…。(取材班)

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