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42歳で電撃結婚、翌年には高齢出産。激動2年を経た女優・水野美紀さんが、“母性”ホルモンに振り回され、育児に奮闘する日々を開けっぴろげにつづった連載「余力ゼロで生きてます」。今回は、妊娠からのバストサイズの変化と、イメージと全然違かった授乳の現実について。
* * *
チビが束の間、私に見せてくれた夢。
それは、大きなバスト。
バストに関しては常々、
「同じ人間なのに個体差ありすぎだろ!」
と、理不尽に、いや、不思議に思っていた。
この思いは小池栄子ちゃんに会うたびに再燃する。
大きければ大きいなりの悩みがあるだろう。
こればかりは、大は小を兼ねる、とはいかない。
大きければいいというものではないのだろう。
しかし、バスト小さい族に属する身としては、
一度でいいから体験してみたい!
谷間のある景色を見てみたい!
大きい族の景色を見てみたい!
そんな夢を、チビが叶えてくれた。
安定期に入った妊娠5カ月目頃から、すこーしずつ、胸がふくらんできているような気はしていた。