Surface新製品を持つ米マイクロソフトSurface製品販売担当のブライアン・ホール氏(一番左)と日本マイクロソフトの平野拓也社長(左から二人目)
Surface新製品を持つ米マイクロソフトSurface製品販売担当のブライアン・ホール氏(一番左)と日本マイクロソフトの平野拓也社長(左から二人目)
今回発表されたSurface Pro 4(手前)とSurface Book(真ん中)
今回発表されたSurface Pro 4(手前)とSurface Book(真ん中)

 日本マイクロソフトは10月22日、都内で会見を開き、Windowsタブレット「Surface」シリーズの新製品を発表した。新しく発売するのは「Surface Pro 4」と「Surface Book」。国内での発売日は「Surface Pro 4」が11月12日(一部モデルは12月)、「Surface Book」は2016年初頭を予定する。

 「Surface Pro 4」は「Surface Pro 3」の後継機種で、タブレットとしては最上位機種にあたる。ノートパソコンと同等の性能を持ち、これまでのWindowsパソコンで使っていたソフトがそのまま使えるのが特徴だ。タブレットでありながら、動画や写真の編集といったパソコンに負荷のかかる作業もできる。

 「Pro 3」から「Pro 4」はどれぐらい向上したのか、まずOSが、「Windows8.1 Pro」から「Windows10 Pro」へとバージョンアップした。ディスプレーのサイズは0.3インチ大きい12.3インチとなり、解像度も2160×1440ピクセルから2736×1824ピクセルへと高精細になった。重さも766グラム(最軽量モデル)と「Pro 3」に比べて34グラム軽くなった。CPUもインテル製の最新世代のものに置き換わっている。

 「Pro 3」同様、手書きで入力できるタッチペンが付属する。この性能も上がっており、4倍の1024段階まで検出できるようになった。感度が細かくなったことで、筆の細かい濃淡や太さを、実際の筆で書いているように再現できる。

 CPUの性能やメモリ、本体の容量に応じて全6種類のモデルを販売し、税抜きで12万4800円から販売する。

 「Surface Book」は、マイクロソフト初のノートパソコン。OSに「Windows 10 Pro」を採用。「Surface」シリーズでは最大となる13.5インチのディスプレーを搭載しており、ディスプレーとキーボードが一体で販売されているのが他のSurface製品との違いだ。

 ディスプレーとキーボードとの間に「マッスルワイヤー」と呼ばれる新機構を搭載。普段はディスプレーのふちを手で持ってもキーボードが外れないように固定されているが、ワンタッチで簡単に取り外せるようになっている。ディスプレー部分だけで操作でき、この点はほかのSurface製品と変わらない。専用のタッチペンによる手書きの入力もサポートしている。

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