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アマゾンは「楽しくない買い物」では無敵 流通コンサルタント・角井亮一

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角井亮一(かくい・りょういち)/1968年生まれ。通販物流代行企業「イー・ロジット」創業者。『アマゾンと物流大戦争』など著書は21冊(写真:本人提供)

角井亮一(かくい・りょういち)/1968年生まれ。通販物流代行企業「イー・ロジット」創業者。『アマゾンと物流大戦争』など著書は21冊(写真:本人提供)

 2000年に本のECサイトとして日本に上陸したアマゾン。いまやあらゆるものを扱い、他の追随を許さない巨大ECサイトに成長した。一方で、アエラが行ったアンケートでは、回答した137人のうち「アマゾンを使っている」と答えた人が96%。同時に、「できれば使いたくない」と答えた人が44%もいた。拡大の原動力は。便利なのに不安にさせるものの正体は。AERA 2017年7月24日号では「アマゾン」を大特集。

 便利に使っているのに、なぜか「こんなに使ってしまっていいのか」と不安になる。そんなアンビバレントな存在がアマゾンだ。どう付き合えばいいのか。流通コンサルタントの角井亮一氏に話を聞いた。

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 間違えてはいけないのは、アマゾンはネット通販企業ではなく、ロジスティクスカンパニーだということです。ロジスティクスとは、調達から販売までの、企業におけるモノの流れです。ロジスティクスは非常に参入障壁が高く、外からまねることが難しい。一から構築しようとすれば膨大なお金と時間がかかります。「アマゾン一強」の状態は、鉄壁のロジスティクスから作り出されています。

 今年4月、ヤマト運輸が宅配便の基本運賃を今秋に引き上げると発表しました。アマゾンにとっても痛手です。しかし、アマゾンはそれを逆手に取って、自社の配送網で百貨店やドラッグストアと組んで、注文があった商品を提携先の店舗から配送する新しいサービスも始めました。ヤマトの値上げに応じてコスト増を受け入れるより、その分を物流強化に回そうとしたんだとすれば、いかにもアマゾンらしいと思いました。


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