続いて、接続の設定画面に移る。すると、ドコモのデータ通信用プロバイダー「mopera U」の4つの設定を選択する項目が表示された。この選択画面には驚いた。なぜなら、通常はSIMフリー機で推奨SIMカード以外を挿した場合、設定は手動で一から行う必要があるからだ。4つの設定からどれを選べばいいのか。契約プランの違いによって、どれを選ぶかで変わるが、通常は「mopera U (Xi)」を選べば、問題ないだろう。こうした選択画面が表示された点を踏まえると、マイクロソフトは、どうやらドコモ回線を使うユーザーの利便性も考えているようだ。

 ただ、注意すべき点がある。ドコモ製品のみ利用できるデータ通信用プロバイダー「spモード」では、Surface 3が使えない。ドコモが発売するiPadやタブレットを利用しているユーザーは、「mopera U」を契約する必要がある。すでに「spモード」を契約している場合、追加で月額200円の費用がかかる。

 使用感だが、地下の喫茶店でも、問題なくネットに接続できた。ワイモバイルのSIMカードに差し替えて、通信速度を比べてみたが、体感的にはほとんど変わらなかった。ただ、若干、ドコモのほうが少し速度が速い印象を受けた。

■マイクロソフト「ソフトバンクのネットワークしか検証していない」

 インターネット動画の視聴など、ドコモの通信環境でどこまで使えるか、いろいろ試してみたが、全く問題なく使えることがわかった。

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