では、読書しながらノートに書き出す(メモする)ときに気をつけることを三つ挙げます。
一つ目は「最初のメモは体裁を気にしない」ことです。自分でわかればよいので、さっと形に残すことを優先し、時間も極力かけないのがよいでしょう。
二つ目は「メモは本当に大事だと自分が思う点に絞る」ことです。何でもかんでもメモしていくと意味がなくなります。
三つ目は「時系列は後から整える」です。最初はざっと書き出し、後から整合性を図るのがよいでしょう。
実際に国語の問題を解く際には、メモを取る時間はなかなかありません。その場合は「大事なところに線を引く」のもよいでしょう。普段からこんなふうにして文章を読む習慣をつけていると、テストの時間にあわてることはありません。ぜひ、試してみましょう。
勉強のポイント!
1 読解力を身につけるには、情報を整理する力が必須。
2 読書をするときはメモを取るか線を引く習慣を身につけよう。
(早稲田アカデミー中学受験部・奥村浩祐)
※月刊ジュニアエラ 2021年3月号より
ジュニアエラ 2021年 03 月号 [雑誌]
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