山本祥彰(以下、山本) ぼくもQuizKnockでYouTubeとかいろいろやっていて思うのは、「おもしろい」っていうところからいろいろな経験をすることで、たくさんのことが自然と身につくんだな、ということです。これからもおもしろいものをいっぱい作りたいなと思っていて、そのためには自分がおもしろいっていうことをよくわかったうえで、自分のなかのおもしろさも磨いていかないといけないな、と。今の自分のなかにあるおもしろさは、まだまだ弱いかなと思っているので、これからはおもしろさの研究もしていきたいですね。
伊沢 ダジャレ本を読むとかね。
ふくら ダジャレってなんでおもしろいのか気になるよね。同じような言葉があるだけで、どうしておもしろいのかな?
こうちゃん(以下、こう) 小4の教科書にダジャレのコーナーがあったんだけど、そこには「同じ言葉が使われているだけで、なんだかおもしろいような気がしませんか?」って書いてあった。
一同 (笑い)
伊沢 教科書にごまかしが発生している! でも、おもしろいからね(笑い)
ふくら その一文を覚えてるのがすごいな。
伊沢 ホント。よく覚えてるな、そんなこと。
こう なぜかそういうのは覚えちゃうんだよな。で、ぼくが思ったのは、今はYouTubeとかTwitterとかメディアが発達していて、その分、間違った情報を発信してしまうリスクもあるけど、その一方で、自分からおもしろい情報を発信しやすい時代だなって。だから、QuizKnockを見て刺激された人が自分もネット上でおもしろいクイズを出してみようとか、クリエーターとしての一歩を踏み出せたらいいなと思うし、何ならぼくたちにそれを届けてほしい! ぼくらをその先駆者というか、目標として見てくれたらうれしいなと思っています。そんなふうに、世の中がもっとおもしろいものであふれていったらいいですね。
――みなさんがテレビ番組に影響を受けたように、今の小中学生たちは、QuizKnockのみなさんを見てクイズを好きになった子も多いと思います。
ふくら この間、大学生に会ったとき「いや~、ぼくらはQuizKnock世代ですよ」っていわれて。
一同 (笑い)
ふくら 受験生のころにQuizKnockを見て勉強したみたい。「QuizKnock世代」っていう言葉を聞いてびっくりした。
伊沢 確かに。オレたちがヘキサゴン世代っていうのはわかるけど……。よし、全員「QuizKnock世代」になろう!
(構成 ジュニアエラ編集部・吉田美穂)
※『クイズで88本ノック 最強クイズ集団からの“謎解き”挑戦状』より
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