4歳、3歳、1歳の三姉妹を子育て中の横澤夏子さん。年齢が近い3人はしょっちゅうケンカをしているそう。そんなとき、保育園の先生が教えてくれた声掛けのアイデアとは? SNSで反響のあった保育園のれんらくちょうをまとめた育児本『ドタバタ子育て大作戦 三姉妹のれんらくちょう』(オレンジページ)から紹介します。

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「どんな気持ちになったの?」と聞く

 終わりなききょうだいゲンカ、本当に困っちゃいますよね。「ごめんね」って言ったらそれではい仲直りでいいじゃん! って思っちゃうけど、謝られたら絶対許すっていうのもよくないっていう意見もあって……。この連絡帳を書いたとき、先生からいいアイディアをもらいました。

 それは、「どんな気持ちになったの?」と聞くこと。この場合だったら「やだよって言われてどんな気持ちになった?」「やな気持ち」「じゃあやっぱりやだよって言わないほうがいいよね」と、相手の気持ちを理解できるようになって、永遠に続く「やだよ」を止められるそうです。

やられた側だからこそわかることもある

 たしかに今までは「そんなこと言ったらだめだよ!」とやったほうを叱ることにフォーカスしていたけど、やられた側だからこそわかることってあるんだなと思いました。「やられたときがチャンス!」と考えて、おもちゃの取り合いなども「今、どんな気持ちになった?」と聞いています。すると、「悲しい気持ち」と答えたりして、子どもなりに思うことはあるんだなあ、と大人の私にも気づきがあります。

 まあ、これも余裕があるとき限定ですが、ケンカをチャンスに変えて、相手を思いやる気持ちが育ったら嬉しいな。

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ドタバタ子育て大作戦 三姉妹のれんらくちょう

横澤夏子

ドタバタ子育て大作戦 三姉妹のれんらくちょう
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横澤夏子
横澤夏子

1990年、新潟県糸魚川市生まれ。高校卒業後、吉本興業のお笑い養成所NSC東京校に入学、19歳でデビュー。「R-1ぐらんぷり」では、2016年から2年連続で決勝に進出。2020年、2021年、2023年に出産、3姉妹の母。ベビーシッター、チャイルドマインダー、リトミックの資格も取得。Instagramで紹介する「保育園の連絡帳」が多くの人の共感を呼んでいる。最新刊に『ドタバタ子育て大作戦 三姉妹のれんらくちょう』(オレンジページ)。