4歳、3歳、1歳の三姉妹を子育て中の横澤夏子さん。年齢が近い3人はしょっちゅうケンカをしているそう。そんなとき、保育園の先生が教えてくれた声掛けのアイデアとは? SNSで反響のあった保育園のれんらくちょうをまとめた育児本『ドタバタ子育て大作戦 三姉妹のれんらくちょう』(オレンジページ)から紹介します。
【写真】横澤夏子さんの手書きイラストがかわいい「保育園の連絡帳」はこちら(全3枚)「どんな気持ちになったの?」と聞く
終わりなききょうだいゲンカ、本当に困っちゃいますよね。「ごめんね」って言ったらそれではい仲直りでいいじゃん! って思っちゃうけど、謝られたら絶対許すっていうのもよくないっていう意見もあって……。この連絡帳を書いたとき、先生からいいアイディアをもらいました。
それは、「どんな気持ちになったの?」と聞くこと。この場合だったら「やだよって言われてどんな気持ちになった?」「やな気持ち」「じゃあやっぱりやだよって言わないほうがいいよね」と、相手の気持ちを理解できるようになって、永遠に続く「やだよ」を止められるそうです。
やられた側だからこそわかることもある
たしかに今までは「そんなこと言ったらだめだよ!」とやったほうを叱ることにフォーカスしていたけど、やられた側だからこそわかることってあるんだなと思いました。「やられたときがチャンス!」と考えて、おもちゃの取り合いなども「今、どんな気持ちになった?」と聞いています。すると、「悲しい気持ち」と答えたりして、子どもなりに思うことはあるんだなあ、と大人の私にも気づきがあります。
まあ、これも余裕があるとき限定ですが、ケンカをチャンスに変えて、相手を思いやる気持ちが育ったら嬉しいな。
ドタバタ子育て大作戦 三姉妹のれんらくちょう
横澤夏子
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